New Soil ー 直訳すれば「新しい土」。だが、ここでは「新天地」と訳したい。マクリーンにとって、ブルーノートでの最初の吹込みである。残念ながら「名曲」と呼べるものが収録されてはいないが、プレスティッジからブルーノートへ移り、新たな気持ちでの心意気を感じる。全5曲中の最初の2曲がマクリーン、残り3曲がウォルター・デイビスの作品である。
当時、マクリーンは28歳になる手前。環境が変わったことによって、躍進の第一歩を踏み出せたのだろう。なお、ラストDavis Cupの曲名は、本作の録音からちょうど3か月後に、デイビスの初リーダーアルバムのタイトルとなった。
1. Hip Strut
2. Minor Apprehension
3. Greasy
4. Sweet Cakes
5. Davis Cup
Jackie McLean - alto saxophone
Donald Byrd - trumpet
Walter Davis Jr. - piano
Paul Chambers - bass
Pete La Roca - drums
Recorded on May 2, 1959 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.