「五つの赤い風船」というグループが存在した時、自分が中学生から高校一年だったというのは大きな巡り合せ。ジャズへ辿り着く一つの入り口だったような気がする。普通のフォークグループとは異なり、実験的でもあり、トータルとしての音作りにこだわった風船。
ライナーノーツで西岡たかしが、こう書いている。「このアルバムはPART1(New Sky)とPART2(Flight)から出来ていて、今、あなたが耳にしているのがPART2(Flight)なのです。不思議な事になったのですが、ボクらの意図とはうらはらにPART2からお聞かせすることになりました。最初は二枚組で出すつもりだったのですが、わからないものです……」。
1. ボクは風
2. そんな気が…
3. つまらない…
4. 小石をけって見よう
5. ふる里の言葉は
6. 風がなにかを…
7. 同じ穴のなんとかさ!
8. めめずはん
9. キリンさん
10. 淋しいサイの目
11. さァ、これでやっと
西岡たかし - 唄、ギター、12弦ギター、フラットマンドリン、ティンパニ
藤原秀子 - 唄
東祥高 - ピアノ、オルガン、チェレスタ
長野隆 - ベース、ピアノ、唄
録音 アオイスタジオ 1971年4月8, 9, 11, 12, 24日, 5月9, 10, 14日