Hugh Lawson / Casablanca

所有するアルバムの中で、自分にとっての最大級の「隠れ名盤」。かつて、ヒュー・ロウソンというピアニストはほとんど知らなかったし、本作については何の前知識もなく購入した。手元に届き、上品な紙ジャケット、スピーカーから流れてくるヒューの心に沁みるピアノ。ベースとドラムが見事にそのピアノを支えている。さらに、四谷『いーぐる』店長の後藤雅洋氏によるライナーノーツ。ようやく彼の感性に近づいた気がした。何度聴いても飽きがこない。長年ジャズを聴いてきて良かったと思えるアルバム。

CD帯から。『ブルーノートの姉妹レーベル「サムシンエルス」が初期に残した悲運のピアノトリオ。海外発売されることもなく、長らくファンに探し求められていたあの希少盤を、マスターテープを新たにして紙ジャケ高音質CDで限定生産。「バラッズ・フォー・ザ・ビースト」の哀愁と「時の過ぎるまま」のロマンティシズムで知られる。未発表曲「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」を追加収録』。

1. Ballads For The Beast
2. My Sherry Amour
3. As Time Goes By
4. On A Slow Boat To China
5. Basie In Mind
6. The Man Who Never Sleeps
7. When You Wish Upon A Star
8. New Boots For Brooks
9. Blondie's Waltz
10. Days Of Wine And Roses
11. My Funny Valentine

Hugh Lawson - piano
Cecil McBee - bass
Marvin "Smitty" Smith - drums

Recorded on August 3 & 4, 1989 at A & R Recording, NYC.

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