後藤雅洋氏の著書『一生モノのジャズ名盤500』では、「聴かせどころ満載の、ジャズ・オペラとでも言えばよいのか、フレディ・レッド作曲のこの作品集は、ジャッキー・マクリーンが切なく吹いているからこそ名曲なのである」と紹介している。
マイケル・カスクーナによるCDのライナーノーツはこう始まる(訳:行方均)。「1959年、ドラッグ・ディーラー(コネクション)を待つヘロイン中毒者たちを描いたジャック・ゲルバー作の戯曲の出演者にゲルバーによって起用された時、フレディ・レッドとしての評判は強力なものがあった」。ブルーノートとしては極めて異色なアルバム。レッドの作品は傾聴に値するが、マクリーンのアルトを聴くアルバムと納得できなければ、500圏内は難しいだろう。
1. Who Killed Cock Robin
2. Wigglin'
3. Music Forever
4. Time To Smile
5. Theme For Sister Salvation
6. Jim Dunn's Dilemma
7. O.D.
Freddie Redd - piano
Jackie McLean - alto saxophone
Michael Mattos - bass
Larry Ritchie - drums
Recorded on February 15, 1960 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.