Don Cherry / El Corazón

ドン・チェリーとエド・ブラックウェルのデュオアルバム。しかしながら、二人が刺激し合いながらインタープレイを演じている訳ではない。共通のコンセプトを持って音楽を創り上げている。そのコンセプトとは、民族や国境を越えた「自然」である。ナチュラル・サウンドと書いてしまうと、とても軽い感じで、生活に根付いた音楽と言えばよいのだろうか。このアルバムを聴いていると、すーっと吸い込まれていき、気持ちが緩やかになる。

LPのライナーノーツでは、藤本雄三氏が最後にこう書いている。「ジャンルを問わず、一切の先入観を捨てて、己の姿を鏡に写すごとく、このサウンドに身をさらしてみればいいのだ。そこに投影された自己の姿をつぶさに見ればいいのだ」。対峙すべきジャズのアルバムは、それほど多くはない。そんな中で鼓動を感じて聴くアルバムの一つ。

1. Mutron / Bemsha Swing / Solidarity / Arabian Nightingale
2. Roland Alphonso
3. Makondi
4. Street Dancing
5. Short Stuff / El Corazón / Rhythm For Runner
6. Near-In
7. Voice Of The Silence

Don Cherry - pocket trumpet, piano, melodica, doussn' gouni, organ
Ed Blackwell - drums, wood drum, cowbell

Recorded in February 1982 at Tonstudio Bauer, Ludwigsburg, West Germany.

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