Dinah Washington / Dinah Jams

LPのライナーノーツ(油井正一氏、1971年記)には詳細が述べられていなかったが、CDでは児山紀芳氏がそれを補う形で書いている。1954年8月14日、午前中からスタジオに観客を入れジャムセッションはスタート。そして、20時間にも及ぶマラソンセッションとなり、この日の録音がクリフォード・ブラウン名義のアルバムJam Sessionと本アルバムDinah Jams の2つに分けてリリースされた。

クリフォード・ブラウンが参加していることで評価が高いアルバムであるが、フロントが5管なのでブラウンの出番は決して多くない。それは仕方ないとして、ダイナ・ワシントンを含めたミュージシャンはリラックスしながら観客とのインタラクションを楽しんでいる。こういうライブ演奏を捉えたアルバムは、そう多くはないだろう。1954年8月のロサンゼルス。65年前の夏。スタジオの中は熱かったのだろう。

1. Lover, Come Back To Me
2. Alone Together
3. Summertime
4. Come Rain Or Come Shine
5. No More
6. I've Got You Under My Skin
7. There Is No Greater Love
8. You Go To My Head

Dinah Washington - vocals
Clifford Brown - trumpet
Maynard Ferguson - trumpet
Clark Terry - trumpet
Herb Geller - alto saxophone
Harold Land - tenor saxophone
Richie Powell - piano
Junior Mance - piano
George Morrow - bass
Keter Betts - bass
Max Roach - drums

Recorded on August 14, 1954 in Los Angeles, CA.

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