Chick Corea / Tones For Joan's Bones

チック・コリアの初リーダーアルバム。20代半ばの作品である。先輩達に助けられて作ったアルバムではなく、全員同世代。つまり、コルトレーンやマイルスを中心として動いていたジャズに対し、新しい軸を作ろうとしていた若手がいたことが分かる。

だが、タイトルの意味が分からない。Joanはチックの妻の名前。bonesはどうも骨で作る楽器らしい。手のひらより少し大きい2本の棒を片手に持って打ち鳴らす、と検索できた。となれば、「カミさんの楽器に合わせて一発!」なんて感じだろうか。全4曲、スピード感と緊張感に溢れ若手のエネルギーを感じる。ちなみに、プロデューサーはHerbie Mann(ハービー・マン)で、アトランティック傘下の新設レーベルVortexからリリース。Vortexは、1968年から70年までに14作を発表。キースのアルバムSomewhere Beforeなどが含まれる。

1. Litha
2. This Is New
3. Tones For Joan's Bones
4. Straight Up And Down

Joe Farrell - tenor saxophone, flute (tracks 1,2,4)
Woody Shaw - trumpet (tracks 1,2,4)
Chick Corea - piano
Steve Swallow - double bass
Joe Chambers - drums

Track 1
Recorded on November 30, 1966 at Atlantic Studios, NYC.

Tracks 2, 3 & 4
Recorded on December 1, 1966 at Atlantic Studios, NYC.

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