Charles Mingus / Cornell 1964

ニューヨーク州コーネル大学での1964年3月のライブ演奏が、2007年にリリースされた。録音状態が悪いなどの理由でお蔵入りしていたのではなく、ミンガスの未亡人Sue Graham Mingusがテープを発見したことによる。つまり、ミンガス自身が誰かに録音を頼み、そのまま自宅に仕舞い込んだのだろう。ライナーノーツの最後に彼女の謝辞が載っていて、Michael Cuscuna(マイケル・カスクーナ)と共に本作をプロデュースしている。

当日の演奏の全貌を捉えている模様だ。第一部の演奏Disc 1は71分余り、第二部のDisc 2は63分。聴衆は非常に良い反応を示している。ミンガスの掛け声や肉声も捉えていて、ミンガス臭たっぷりのアルバムである。ネット上でSueによる次の発言を見つけた。

My focus has been on Charles the composer, which is what he always underlined as his main contribution in his lifetime. He was considered a virtuoso bass player and a bandleader and a colorful character on stage, all of which he was. But he was first and foremost a composer.(私の焦点は作曲家としてのチャールズにあった。それは彼の生涯で主に貢献したとして常に強調されるべきだ。彼はベーシストの名人、バンドリーダー、ステージでの多彩な気質を指摘されていた。しかし、彼は何よりもまず作曲家だった)。本作中の4曲Fables Of Faubus, Orange Was ..., Meditations, So Long Ericはミンガスの作品である。

Disc 1
1. Opening
2. ATFW You
3. Sophisticated Lady
4. Fables Of Faubus
5. Orange Was The Colour Of Her Dress, Then Blue Silk
6. Take The "A" Train

Disc 2
1. Meditations
2. So Long Eric
3. When Irish Eyes Are Smiling
4. Jitterbug Waltz

Clifford Jordan - tenor saxophone
Eric Dolphy - alto saxophone, bass clarinet, flute
Johnny Coles - trumpet
Jaki Byard - piano
Charles Mingus - bass
Dannie Richmond - drums

Recorded on March 18, 1964 at Cornell University, Ithaca, NYC.

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