Booker Little / BOOKER LITTLE [TIME]

今でも不思議に思うのだが、アルバムタイトルが不明確。ジャケットに書かれたBOOKER LITTLEの文字は、ブッカー・リトル名義を示していて、裏面に大きくあるSeries 2000がタイトルのように思えてしまう。CDはLPのこのフォーマットを変えていない。ちなみに、ディスコグラフィーには、released on Time S/2011と記載されている。タイム・レーベル・シリーズ2000の11番目ということだろうか。学生時代のジャズ研では、「ブッカー・リトルのワンホーン・アルバム」で通じた。なぜなら、リトルのワンホーンはこの1枚しかないから。そして、3曲目のBee Tee's Minor Pleaをよく演奏した。マイナーのブルース。Bee Teeとはリトルのニックネームだったそうだ。

録音は1960年4月。翌61年7月6日、このアルバムに参加したスコット・ラファロが交通事故で死去。享年25。そして10月5日、リトルが尿毒症で死去。享年23。貴重なアルバムを遺してくれた二人に感謝したい。

1. Opening Statement
2. Minor Sweet
3. Bee Tee's Minor Plea
4. Life's A Little Blue
5. The Grand Valse
6. Who Can I Turn To

Booker Little - trumpet
Wynton Kelly - piano (tracks 3,4)
Tommy Flanagan - piano (tracks 1,2,5,6)
Scott La Faro - bass
Roy Haynes - drums

Recorded on April 13 & 15, 1960 in NYC.

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