スイングジャーナル 1968年2月号

第一回ジャズ・ディスク大賞決定。大賞はオーネット・コールマンのアルバムAt The Golden Circle Stockholm Vol.1で、油井正一氏がレビューを書いている。油井氏自身は、このアルバムに10点満点中の2点しか与えなかった。その理由は、1966年度のベストであって、67年度ではないということ。つまり、66年度中に輸入盤がすでに出回っていて、国内盤は67年度になってリリースされた訳だ。「過去1年間(1967年1月新譜~12月新譜)に日本のレコード会社から発売されたジャズレコード(直輸入盤を含む)が選定の対象」という選定基準に一石を投じたのである。そして、デューク・エリントンが特別賞。ベスト10にエリントンのアルバムが3枚選ばれたため。本号の表紙も飾ることになった。

別項として、ミンガスと秋吉敏子のツーショットを見つけた。残念ながら、このショットについてのコメントは書かれていない。ベースを抱えるミンガスと本棚が背景。ミンガス宅でのセッション前の打ち合わせだった感じだ。

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