スイングジャーナル 1964年1月号

表紙の解説によると「デイブ・ブルーベックは、1920年12月6日カリフォルニア州のコンコルドに生まれた白人。43才を迎えたばかり。ピアノは4才頃から習い始め、はたち過ぎ頃までクラシックの作曲法を学んでいる」とある。この号には、取り立てて面白い特集はなかったが、「マイルス・デイビス公演中止の経緯」という気になる記事を見つけた。

1964年の正月公演の契約が進んでいたにもかかわらず、マイルス側からの一方的なキャンセルになったようだ。その理由は記されていない。マイルス自叙伝で調べてみたが、何も触れていなかった。ただし、64年2月12日のフィルハーモニック・ホールでの市民権登録運動の慈善コンサートに出演することにしたとあるので、スケジュール調整が難しくなったのかも知れない。しかし、同年7月、ついに初来日を果たし、アルバムMiles In Tokyoを残してくれた。

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