スイングジャーナル 1963年4月号

表紙の解説に「最近インパルス・レコードはデューク・エリントンとジョン・コルトレーンの共演したLPを発表、ファンを驚かしている」とある。このアルバムは1962年9月録音。表紙としては、ほぼタイムリーなのだが、アルバムのジャケット写真をそのまま借用。別のツーショットは、入手できなかったということだろうか。

特報としての「セロニアス・モンク四重奏の来日確定か?」という記事が、この時代を象徴する内容なので、非常に興味深い。記事の最後はこう締め括られている。「ともあれ、1940年代のバップ黎明期から常にユニークでピュア―なピアノ演奏と作曲を続けてきたセロニアス・モンクの来日は、我国の戦後ジャズ界最大のイベントである」。戦後ジャズ界という言葉が通用していた時代。

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