スイングジャーナル 1962年5月号

かなりのジャズ通でも表紙の写真をJunior Cook(ジュニア・クック)と言い当てる人は、かなり少ないだろう。クックのリーダーアルバムは10枚に満たないので、名前は良く知っていても顔は知らないということだ。それ故に、クックを表紙に使ったのはクリーンヒットと言える。

本号では、マックス・ローチのアルバムWe Insist!を問題作の新譜として取り上げ、植草甚一氏がレビュー。邦題を『自由への祈り』としていることに時代を感じる。ローチに関連して、「マックス・ローチのドラミングを研究する(いソノてルヲ)」、「マックス・ローチの音楽的思想(蔡垂炳)」の2つの記事を掲載。クックは次号に回して、ローチを表紙に使っていればホームランだった1962年5月号。

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