Barney Wilen / Barney

CD帯から。『フランスの重鎮サックス奏者、バルネ・ウィランが若き日にパリのクラブ「サンジェルマン」で吹込んだ生涯の代表作。ケニー・ドーハム、デューク・ジョーダン等、アメリカの大物ミュージシャンをバックに迎え、ハードバップ~ファンキー・ジャズ色の濃いプレイを繰り広げる。「ジョードゥ」、「ベサメ・ムーチョ」等、名曲がずらりと並んでいるのも嬉しい』。ジョーダン「等」と書いているが、アメリカからのミュージシャンはドーハムとジョーダンのみ。さらに、ピアノのジョーダンはよしとしても、トランペットのドーハムを「バックに迎え」という表現は不適切。

ところで、ラストに配置されたウィランの作品Témoin Dans La Ville(彼奴を殺せ)の出だしは、マイルスが演奏するWalkin'にそっくりだ。ジョーダンのピアノで始まるので、スコアをウィランから渡されたジョーダンは「おい、冗談だろ?」と言ったとか。

1. Besame Mucho
2. Stablemates
3. Jordu
4. Lady Bird
5. Lotus Blossom
6. Everything Happens To Me
7. I'll Remember April
8. Témoin Dans La Ville

Barney Wilen - tenor saxophone, soprano saxophone
Kenny Dorham - trumpet
Duke Jordan - piano
Paul Rovere - bass
Daniel Humair - drums

Recorded on April 24 & 25, 1959 at The Club Saint-Germain, Paris.

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