後藤雅洋 / ジャズの名演・名盤

講談社現代新書1990年11月20日発行(定価650円)。数年前に古本で手に入れ、何度も読み直してきた。著者である四谷ジャズ喫茶『いーぐる』の店主・後藤雅洋氏のジャズに対する感性は、自分にとっては素直に受け入れられる。なので、後藤氏が紹介するアルバムは、結果を恐れず?に購入してきた。まぁ、8割近くが自分にとって正解。これは、もの凄い高打率なのだ。

表紙には、こんなことが書かれている。「ジャズを聴き、ジャズに惚れればあとは一直線。練り上げられた豊かな音の深みにはまりこむ。入門から中毒へ、お勧めの名演・名盤を紹介」。楽器別、プレイヤー別の構成になっていて、非常に読みやすく勉強になる。しかし、入門者には少しハードルが高く、それこそ中毒症状が出始めた人向けだろう。本書の姉妹編とも言える『一生モノのジャズ名盤500』(小学館eBooks 2013年6月21日 電子書籍発行)は、むしろ初心者が対象。自分は、アルバムのデータ検索に有益と思いKindleに入れている。

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