JICC出版局 クインシー・トループ著 中山康樹訳 1990年5月26日発行 1,200円
この本を通じて、全てを告白したマイルス。それは、自分の死を感じていたからなのだろうか。ジャズ、麻薬、セックス、そして人種差別。マイルスは、この『自叙伝①と②』で隠すことなく語った。マイルスを知れば知るほど、その音楽の重みを感じる。それに反比例して、ジャズはどんどん軽くなってしまい、居酒屋のBGMに流れるほどだ。日本の演歌・艶歌の衰退と比例しているとも言えるのだが。
December 23, 2024 / Fumio Kubo の所有するジャズアルバムを中心にレビュー
JICC出版局 クインシー・トループ著 中山康樹訳 1990年5月26日発行 1,200円
この本を通じて、全てを告白したマイルス。それは、自分の死を感じていたからなのだろうか。ジャズ、麻薬、セックス、そして人種差別。マイルスは、この『自叙伝①と②』で隠すことなく語った。マイルスを知れば知るほど、その音楽の重みを感じる。それに反比例して、ジャズはどんどん軽くなってしまい、居酒屋のBGMに流れるほどだ。日本の演歌・艶歌の衰退と比例しているとも言えるのだが。