監修=菅野ヘッケル / ボブ・ディラン読本

2012年7月6日発行・音楽出版社。この本をネットで購入して、数ヶ月が経ってしまった。B5版160頁ということもあって、通勤時のカバンに入れるには重すぎたため積んでおいた。ようやく、ページを開くチャンスが。新幹線往復での広島出張。一気に読み切った。しかし、新しい発見はほとんどなかった。ということは、ディランを自分なりに聴き込んできた証拠でもある。

この本の表紙には「2012年5月24日、71歳になったボブ・ディランは、50年のキャリアをさらに超えて歌い続ける」と書いてある。つまり、デビュー50年を記念して発行された本。ディランを聴いてきた人には、それほど価値がある本ではない。ただ、アルバムTempestがリリースされ、デビュー50年の年に自分がいるという証拠として所有する価値はあるのだろう。この本を読んで思い出した曲 My Back Pagesの一節。

Ah, but I was so much older then, I'm younger than that now.
ああ、わたしはあんなにも年老いていた 今はあのときよりずっと若い

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です