拓郎にとっては、きつい時期だったはず。なぜなら、このアルバムに収録された曲は、その後に歌われていない。唯一4曲目のI'm in Loveが、アルバム「One Last Night In つま恋」に入っているだけ。歌を作りためてアルバムを創ったのではなく、アルバムを創るために歌を作った。全曲、拓郎の作詞作曲。ラブソングばかりで、つまらない曲はないものの、心に残る曲もない。
拓郎で育った世代が社会に出て、拓郎を必要としなくなった時代である。だが、そんな世代が50歳前後になって、また拓郎を必要とするようになった。自分のこと。このCDを購入したのは2009年11月。50歳を過ぎてからである。
1. Woo Baby
2. 何処へ
3. 男と女の関係は
4. I'm in Love
5. 情熱
6. SCANDAL
7. 風の時代
8. チェックインブルース
9. 別離
10. 若い人
発売 1983年11月5日