古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう

1970年発表。吉田拓郎のアルバムではないが、拓郎の3曲が収められている。イメージの詩、マークII、ニワトリの小さな幸福。だが、拓郎自身が唄っているのはイメージの詩だけ。そして、アルバムタイトルはイメージの詩から。収録されている全曲の譜面が同梱されている。イメージの詩のキーはFで、中学の頃に練習したことを思い出した。

見開きの紙ジャケット内に「曲と曲の間には1969年10月21日、新宿西口広場での反戦フォーク集会の状況が収録されています」と書かれている。岡林信康の「友よ」を合唱し、「安保粉砕」を叫ぶ集会。音楽的に価値あるとは思えないが、「フォークゲリラ」という時代があったことを示しているアルバム。

1. イメージの詩 / よしだ・たくろう
2. 色どられた世界 / 伊藤明夫
3. もしも / ボニーとクラウド
4. れんげの唄 / いちごの木
5. 赤い柿 / ムツゴロー
6. 白いこな雪 / 宮崎由起夫
7. マークII / ユニオン・ジャックス
8. 波よけさないで / グルックス
9. ニワトリの小さな幸福 / フォーク村

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