拓郎のアルバムの中ではマイナーな存在なのだろう。しかし、拓郎が原点に戻ろうとした気がする。自分にとっては愛聴盤の一つである。拓郎の幼い頃の写真をジャケットに使ったのも、原点回帰の印だと思う。そして、タイトル曲「吉田町の唄」にもそれが示されている。
その一節。「のびやかに しなやかに 育てよ 子供/やがて 大地 踏みしめ 太陽になれ」。拓郎の隠れた名曲である。
1. イントロダクション 2. 夕映え 3. 夏・二人で 4. いつもチンチンに冷えたコーラがそこにあった 5. そうしなさい 6. 海を泳ぐ男 7. 今度はいったい何回目の引越しになるんだろう 8. ありふれた街に雪が降る 9. 想ひ出 10. 吉田町の唄 11. 僕を呼び出したのは
吉田拓郎 - lead & background vocals, Rickenbacker guitar, electric guitars, harmonica 石川鷹彦 - acoustic 6 & 12 string guitars, dobro, mandolin, banjo, bouzouki, electric sitar, gut guitar 竹田元 - keyboards & synthesizers, Rhodes piano, organ, accordion 松尾一彦 - electric 6 & 12 string guitars, background vocals 清水仁 - bass, background vocals 岡沢章 - bass 今泉正義 - drums 谷口陽 - lap steel, Hawaiian steel guitar 稲葉政裕 - electric guitars 鎌田裕美子 - acoustic piano, organ, accordion 鎌田清 - drums 榊原雄一 - bass
発売 1992年7月29日