ギター2本、ドラム2セットをバックに、ジャマラディーン・タクマのベースとオーネット・コールマンのアルトが炸裂。とにかくご機嫌なアルバム。何がご機嫌かと言えば、浮遊し続ける完璧な不安定さにあるのだ。曲が進むに連れて酔いが徐々に回ってくる。全8曲が終わっても、もっと酔いたくなり、再生ボタンをまた押してしまう。
コールマンは、フリージャズを経てファンクジャズとも言える領域に辿り着いた。いや、築き上げたと言った方が正確だろう。そして、グループとしてプライム・タイムを立ち上げ、アルバムBody MetaとDancing In Your Headをリリース。続いて本作を録音し、コールマンの理想形を完成させた。だが、アルバム作りに関しては、その後の約6年間沈黙してしまうのだ。本作以後も浮遊し続けたコールマンなのである。
1. Sleep Talk
2. Jump Street
3. Him & Her
4. Air Ship
5. What Is The Name Of That
6. Job Mob
7. Love Words
8. Times Square
Ornette Coleman - alto saxophone
Bern Nix - guitar
Charles Ellerbee - guitar
Jamaaladeen Tacuma - bass
Denardo Coleman - drums
Calvin Weston - drums
Recorded on April 25, 1979 at Columbia Recording Studio, NYC.