John Lennon / ROCK'N' ROLL

高校を卒業する前年に録音されたアルバムであることを、改めて確認した。だけど、リアルタイムでは聴いていなかったアルバム。当時、自分はジャズにかなり傾倒し始めていた。ジャズを選択してロックを捨てるということはなかったが、限られた予算(小遣い)と時間で選んだのはジャズだった。

このアルバムを聴くのは何年振りだろう。Stand by Meを聴けば、あっという間に50年近く前にタイムスリップできる。

1. Be-Bop-A-Lula
2. Stand By Me
3. Rip It Up - Ready Teddy
4. You Can't Catch Me
5. Ain't That A Shame
6. Do You Wanna Dance?
7. Sweet Little Sixteen
8. Slippin' And Slidin'
9. Peggy Sue
10. Bring It On Home To Me - Send Me Some Lovin'
11. Bony Moronie
12. Ya Ya
13. Just Because

John Lennon - guitars, vocals
Jesse Ed Davis, Jim Calvert, Steve Cropper - guitar
Eddie Mottau, Jose Feliciano, Michael Hazelwood - acoustic guitar
Klaus Voormann - bass guitar, answer vocal (track 10)
Leon Russell, Ken Ascher - keyboards
Jim Keltner, Hal Blaine, Gary Mallaber - drums
Arthur Jenkins - percussion
Nino Tempo - saxophone
Jeff Barry, Barry Mann, Bobby Keys, Peter Jameson, Joseph Temperley, Dennis Morouse, Frank Vicari - horn

Recorded in October 1973 at A&M Studios, on October 21 - 25, 1974 at Plant Studios East.

John Coates, Jr. / Alone And Live At The Deer Head

ジョン・コーツはキース・ジャレットに大きな影響を与えたミュージシャンと言われている。このアルバムを聴けば、そのことがすぐわかるが、LPのライナーノーツにはその理由が書かれている。児山紀芳氏のインタビューで、スイングジャーナル1978年8月号掲載されたもの。以下はその要約。

「1966年、マウンテン・レイクに引越してきた直後、向かいの家にキース・ジャレット夫妻が引越してきた。私たちは、家族でつき合う間柄になった。私たちの間では音楽的な好みがとても似たところがあった。好きなクラッシクの作曲家も似ていたし、ロックにしてもR&Bにしても好きなアーティストが同じだったりした。キースを初めて紹介されたのは62年の夏。キースは私より7才歳下で、当時はまだ高校生だった。71年の夏だったかマイルスのバンドをやめた頃は、毎晩のように遊びにきて、私のトリオに入って彼はドラムスやソプラノサックスをプレイした」。

間違いなくジョンはキースに影響を与えたのだろうが、ジョンもキースから得るものがあったに違いない。CDでは、このアルバムに対する何人かのミュージシャンのコメントが記載されている。以下はアル・コーンのコメント。

「初めての共演は彼が16歳の時だった。その頃からジョンの才能はずばぬけていたし、一緒に演奏するのは楽しかった。彼は絶えず成長し続ける。そしてこのアルバムは彼の音楽の素晴らしさを人々に知らしめる最高の機会だと思う」。

キースがアルバムAt The Deer Head Innを録音したのは1992年9月16日。キース自身がアルバムの解説を書いている(翻訳:坂本信)。その一節。「ディア・ヘッドでは、初めて仕事をしたあとにもたびたび演奏する機会はあったけれど、ほとんどがドラマーとしてだった(ピアノはジョン・コーツが弾いていた)」。二人が濃密な関係にあったことが、キースの証言からもわかる。

1. Prologue (No.39)
2. When It's Sleepy Time Down South
3. Never Have Known An Esther
4. Sketch
5. Mixed Feelings
6. Homage
7. Something Kinda Silly
8. The End Of The Beginning
9. The Prince

John Coates, Jr. - Piano

Tracks 1 - 5
Recorded on June 24, 1977 at The Deer Head Inn.

Tracks 6 - 8
Recorded on July 1, 1977 at The Deer Head Inn.

Track 9
Recorded on June 30, 1977 at East Stroudsburg Pennsylvania State College.

Joe Zawinul / Zawinul

CD帯から。「キャノンボールとマイルスにその稀有な才能を認められたザヴィヌルが、ウェザー・リポート結成直前に発表した衝撃の名盤。豪華メンバーを集め、斬新なアイデアをここに凝縮」。リアルタイムで聴いたアルバムではないので、リリースと同時に「衝撃」があったのかは知らないが、これだけの豪華なメンバーをよくぞ集めるたものだ。そして、その後のウェザー・リポートの活動があったからこそ評価されたのだと思う。

そういう意味では、歴史的な名盤と位置付けられるのだが、問題はジャケット。真正面からのどアップの必要があったのか。多少なりに工夫すれば、人気は高まったはず。所有するアルバムから、モノクロの顔写真どアップを2枚選んだ。アルバムHard RainとTutuで、ディランとマイルスは明らかに何かを訴えている。ザヴィヌルは不安げな感じなのだ。

1. Doctor Honoris Causa
2. In A Silent Way
3. His Last Journey
4. Double Image
5. Arrival In New York

Joe Zawinul - acoustic and electric piano
Herbie Hancock - electric piano
George Davis (tracks 1-3,5), Hubert Laws (track 4) - flute
Woody Shaw (tracks 1,2,4,5), Jimmy Owens (track 3) - trumpet
Earl Turbinton (tracks 1-3,5), Wayne Shorter (track 4) - soprano saxophone
Miroslav Vitous, Walter Booker - bass
Billy Hart, David Lee, Joe Chambers - percussion
Jack DeJohnette - melodica (track 3), percussion (track 4)

Recorded on August 6, 10 & 12, 1970 at Atlantic Recording Studios, NYC.