サブタイトルにはLive at "The Club"とあるが、観客を入れてのスタジオ録音。Wikipediaによると、そのクラブのマネージャーとキャノンボール・アダレイが友人だったため、アダレイは無償で宣伝をしたとあった。スタジオの観客が乗りに乗っているのも、アダレイから「クラブの雰囲気を出してくれ!」と願い出たのではないだろうか。さらには、オープンバーも備えたスタジオとのことで、観客は一杯気分だったに違いない。
ある意味、仕組んだ形での録音だったようだが、純粋に楽しめるアルバムである。1967年のグラミー賞を受賞している。人生はFunでいいし、日々の暮らしはGamesなのかも知れない。それでも、Mercy, Mercy, Mercyと感謝の気持ちは大事だろう。
1. Introduction - Fun
2. Games
3. Mercy, Mercy, Mercy
4. Sticks
5. Hippodelphia
6. Sack O' Woe
Cannonball Adderley - alto saxophone
Nat Adderley - cornet
Joe Zawinul - piano, Wurlitzer electric piano
Victor Gaskin - bass
Roy McCurdy - drums
Recorded on October 20, 1966 at Capitol, Los Angeles.