これからジャズを聴こうとしている人に、このアルバムを勧めたい。50年代後半の傑作である。曲のバランスと配置が良く、ジャケットもシンプルでかっこいい。欲を言えば、アルバムを象徴するような曲を入れて欲しかった。タイトルと絡めてBody And Soulが良かったかも知れない。
コルトレーン、レッド・ガーランド、ポール・チェンバースの3人は、本アルバム録音の3日前の2月4日、マイルスのアルバムMilestonesのセッションに参加。Milestonesはフロント3管。マイルス、コルトレーン、キャノンボール・アダレイ。憶測でしかないが、マイルス親分のピリピリとした感覚から解放され、本アルバムのセッションに臨んだのではないだろうか。2つのアルバムを聴き比べると、ガーランドのピアノやチェンバースのベースが生き生きとしている。
1. Good Bait
2. I Want To Talk About You
3. You Say You Care
4. Theme For Ernie
5. Russian Lullaby
John Coltrane - tenor saxophone
Red Garland - piano
Paul Chambers - bass
Art Taylor - drums
Recorded on February 7, 1958 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.