Miles Davis / Seven Steps To Heaven

2つのセッション(1963年4月と5月)を3曲ずつ交互に配したアルバム。どちらのセッションにも参加しているのは、当然ながらマイルスであるが、ベースのロン・カーターも参加しているのが興味を抱く。そして、ハービー・ハンコックとトニー・ウィリアムスが5月のセッションに参加。マイルス自叙伝②には、マイルスの昂奮した様子が書かれている。

『オレ達(マイルス、ハービー、ロン、トニー)は、次のレコード〈セブン・ステップス・トゥ・ヘブン〉を終わらせようとしていた。するとハービーは、こう聞いてきた。「それは、僕もあなたのバンドに入れたということですか?」「オレ達と一緒にレコードを作るんじゃないのかい?」。オレは答えた。新しいクインテットは、ものすごいバンドになるという自信が、オレにはあった。彼らはほんの二、三日間であれだけすごくなったんだから、二、三カ月後にはどうなっているんだろうかと、こみ上げてくる昂奮があった』。ここに、黄金クインテットが始動した。

1. Basin Street Blues
2. Seven Steps To Heaven
3. I Fall In Love Too Easily
4. So Near, So Far
5. Baby Won't You Please Come Home
6. Joshua
7. So Near, So Far [alternate take]
8. Summer Night

Tracks 1, 3, 5, 7 & 8
Miles Davis - trumpet
Victor Feldman - piano
Ron Carter - bass
Frank Butler - drums
Recorded on April 16 & 17, 1963 at Columbia Studios, Los Angeles.

Tracks 2, 4 & 6
Miles Davis - trumpet
George Coleman - tenor saxophone
Herbie Hancock - piano
Ron Carter - bass
Tony Williams - drums
Recorded on May 14, 1963 at CBS 30th Street Studio, NYC.

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