『死刑台のエレベータ』の映画音楽。イアン・カー著『マイルス物語』では次のように書かれている。「監督のルイ・マルはマイルス・デイビスの狂信的なファンだったので、マイルスがパリにやって来ると聞いて、自らわざわざ空港へ出迎えに行き、彼に映画の音楽を引き受けてくれるよう直訴した。マイルスはやるだけやってみると返事した」。
そして、12月4日の夜半から翌日の朝にかけて録音が行われた。データによると、12月4日と5日に録音となっているが、簡単に言えば徹夜だったということ。だが、急な依頼を一発で決めたマイルスの仕事ぶり。しかも、共演したのは地元のミュージシャン達。一発勝負に賭けるジャズの醍醐味がここにある。ちなみに、ジャケットは主に3種類ほどある。今回購入したCDはフランス盤でJazz in Parisというシリーズらしい(フランス語のライナーノーツで解読できず)。これまでに見たことのないジャケット。
1. Générique
2. L'assassinat De Carala
3. Sur L'autoroute
4. Julien Dans L'ascenseur
5. Florence Sur Les Champs-Elysees
6. Dîner Au Motel
7. Evasion De Julien
8. Visite Du Vigile
9. Au Bar Du Petit Bac
10. Chez Le Photographe Du Motel
Miles Davis - trumpet
Barney Wilen - tenor saxophone
René Urtreger - piano
Pierre Michelot - bass
Kenny Clarke - drums
Recorded on December 4 & 5, 1957 at Le Poste Parisien Studios, Paris.