このアルバムの厚生年金でのモンクのライブに関して、ネットからはまともな情報は見つからなかった。少なくともアルバムを聴く限りでは、熱演とは言い難い。宮間利之とニューハードとの共演がどんな様子だったのかも良く分からない。モンクとしては、言われた通りに演じて終わったかのように思えるのだ。外タレ(死語だなぁ)扱いされたのだろうか。
LPでは岩浪洋三氏がライナーノーツを担当していて、「このときは、今もそのスリリングなプレイが目に浮かぶほど元気で活発なプレイをみせてくれたのであった。自己のカルテットで演奏したのち、日本を代表するビッグバンド宮間利之とニューハードと共演したのも印象に残った」と書いている。LPは廃盤状態にあるが、CD化は今のところ全く望めない。闇に葬られた音源である。
1. Straight, No Chaser
2. Don't Blame Me
3. Evidence
4. 'Round Midnight
5. Blue Monk
Paul Jeffrey - tenor saxophone
Thelonious Monk - piano
Larry Redley - bass
Lenny McBrowne - drums
Toshiyuki Miyama and The New Herd (tracks 4,5)
Recorded on October 4, 1970 at Tokyo Kosei Nenkin Hall.