Thelonious Monk / Monk's Blues

プロデューサーがテオ・マセロ、アレンジと指揮がオリバー・ネルソン。ビッグバンド編成で、マセロが2曲提供しているものの、モンクの曲を十分に楽しめる。だが、モンクのピアノを楽しめる訳ではない。決められたスコアを忠実に守って、モンクは無難に弾いている感じ。そんな中、アルバムSolo Monkのみに収録されていたMonk's Pointを、ビッグバンド編成で演奏したことにより面白い味が出た。モンク自身もソロではなく、バックでピアノを弾きながら、そんなことを思ったのではないだろうか。

さて、モンクのミドルネームはSphereで、ジャケットはそのSphere - 球体を表現。だが、アルバムタイトルはSphereとせず、なぜかMonk's Bluesとしてしまった。マセロは曲を提供したが、タイトルには口を出さなかったのか。

1. Let's Cool One
2. Reflections
3. Rootie Tootie
4. Just A Glance At Love
5. Brilliant Corners
6. Consecutive Seconds
7. Monk's Point
8. Trinkle Tinkle
9. Straight, No Chaser
10. Blue Monk
11. 'Round Midnight

Ernie Small, Gene Cipriano, Buddy Collette, Tom Scott - saxophone
Bobby Bryant, Freddie Hill, Conte Candoli - trumpet
Lou Blackburn, Bob Bralinger, Billy Byers, Mike Wimberley - trombone
Howard Roberts - guitar
Thelonious Monk - piano (track 11 - solo)
Larry Gale - bass
Ben Riley, John Guerin - drums
Conducted by Oliver Nelson
Produced by Teo Macero

Recorded on November 19 & 20, 1968 in Hollywood, CA.

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