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1980年代後半、キースはクラシックに傾倒した。で、完全にクラッシック寄りのキースのアルバムを自分は所有していない。食わず嫌いなのは分かっているが、決定打がないと自分では勝手に想像している。そもそもジャズプレイヤーが、自分の守備範囲にクラッシックを持ち込んで勝負しても意味がない。キース自身は、自分をジャズプレイヤーとは考えていないのだろう。
このアルバムは、ピアノソロによる即興演奏という意味ではジャズのカテゴリーに入るが、リズムという大事な要素が演奏の前半では欠けている。だが、徐々にキースはリズムを意識し始める。そして、たぶんアンコールによるであろうラスト2曲はリズム重視であって、しかも仕上げはブルースなのだ。
1. October 17, 1988
2. The Wind
3. Blues
Keith Jarrett - piano
Recorded on October 17, 1988 at the Salle Pleyel, Paris.
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