Archie Shepp / Ballads For Trane

佐藤秀樹氏がLPとCDのライナーノーツを担当(LPの解説に加筆してCDに掲載)。そこでは、アーチー・シェップの次の言葉を引用している。「私にとってジョン・コルトレーンは最終的な目標であり、師であると思います。彼はいってみれば、百里の道もいとわず教えを乞いにいきたくなるような、そんな人でした」(スイングジャーナル誌72年1月号)。それから約5年後に吹き込んだアルバム。

マサチューセッツ州立大学でシェップが教鞭をとっていた時、共に助教授であった小沢善雄氏が日本コロムビアの委託を受けてプロデュースした。小沢氏のコメントが載っていて、「シェップは、自分がトレーンから学んだもの、そこから出て現在の自分をつくっているもの、それを表現してみたいんだ、と私を説得した」とある。トレーンへ捧げるアルバムというより、もうトレーンの追従はやめるという決意のアルバムではないだろうか。

1. Soul Eyes
2. You Don't Know What Love Is
3. Wise One
4. Where Are You?
5. Darn That Dream
6. Theme For Ernie

Archie Shepp - tenor saxophone, soprano saxophone
Albert Dailey - piano
Reginald Workman - bass
Charlie Persip - drums

Recorded on May 7, 1977 at Long View Farm Recording Studio, North Brookfield, Massachusetts.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です