Wynton Kelly / Smokin' At The Half Note

混乱するアルバム。タイトルからはハーフ・ノートでの全曲ライブ演奏を想像するが、それは全5曲中の最初の2曲だけ。残り3曲は、日を改めてスタジオで録音。では、残りのライブ演奏はどうなっているのかと調べたところ、続編アルバムVol.2を発見。ところが、全8曲中の最初の2曲はこのアルバムと同じ。かなり怪しい編集である。

それはさておき、フリージャズの嵐が吹き荒れていた1965年に、極めてブルージーなジャズを演じていたウィントン・ケリーとウェス・モンゴメリーの二人に拍手を送りたい(嵐を起こしたコルトレーンやコールマンも同様なのだが)。ここでのウェスは最高のパフォーマンス。自分を鼓舞してくれるメンバーと出会ったのだろう。録音当時、ケリー34歳、ウェス42歳。この録音から、ケリーは5年後、ウェスは3年後に他界している。

1. No Blues
2. If You Could See Me Now
3. Unit 7
4. Four On Six
5. What's New

Wes Montgomery - guitar
Wynton Kelly - piano
Paul Chambers - bass
Jimmy Cobb - drums

Tracks 1 & 2
Recorded on June 24, 1965 at The Half Note Club, NYC.

Tracks 3, 4 & 5
Recorded on September 22, 1965 at Rudy Van Gelder Studios, Englewood Cliffs, New Jersey.

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