George Russell / Ezz-Thetics

四谷のジャズ喫茶『いーぐる』店主の後藤雅洋氏の著書『一生モノのジャズ名盤500』で知ったアルバム。エリック・ドルフィーが参加していることで迷わず購入した。ジョージ・ラッセルによって入念にスコアが作られたアルバムだと想像するのだが、ドルフィーに声が掛かり、アルバム全体の印象を引き締めたことに拍手。

注目したいのは、2曲目のNardisと6曲目の'Round Midnightで、前者ではバスクラリネット、後者ではアルトサックスを吹いている。ドルフィーのディスコグラフィーを調べたところ、どちらの曲もこのアルバムでしか演奏していない。ドルフィーにこれらの曲のテーマを吹かせたラッセルにもう一度拍手。

1. Ezz-Thetic
2. Nardis
3. Lydiot
4. Thoughts
5. Honesty
6. 'Round Midnight
7. Kige's Tune [take 2]
8. Kige's Tune [take 5]

Don Ellis - trumpet
Dave Baker - trombone
Eric Dolphy - alto saxophone (tracks 1,3,5-8), bass clarinet (tracks 2,4)
George Russell - piano
Steve Swallow - bass
Joe Hunt - drums

Recorded on May 8, 1961 in NYC.

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