Wynton Kelly / Kelly At Midnite

ここには名曲はないが、名盤である。なぜ名盤かと言うと、フィリー・ジョー・ジョーンズのドラムが唄っているから。この「唄っている」という感覚をドラムで表現するのは極めて難しい。単なるリズムではなく、単なるスイングでもない。ある種の語りかけてくる感覚。ピアノトリオのアルバムであるが、ドラムに神経を集中させて聴くと、ケリー、チェンバース、ジョーンズの3人は凄い演奏をしていることが分かる。

このアルバムが録音されたのは1960年4月。自分が所有するアルバムで、同年同月に録音されたアルバムを調べてみた。ちょうど10枚。当たり年、当たり月であった。チェンバースは、このアルバムを含めて3枚に登場。

1. Temperance
2. Weird Lullaby
3. On Stage
4. Skatin'
5. Pot Luck

Wynton Kelly - piano
Paul Chambers - bass
Philly Joe Jones - drums

Recorded on April 27, 1960 at Bell Sound Studios, NYC.

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