Weather Report / Weather Report

ウェザー・リポートの第1作。ジャズと捉えていいのか。フュージョンという言葉を持ち出してしまったら、逃げたことと同様だ。思い付いたのは、「空間」という言葉。空間を表現する音楽。空(そら)の間(あいだ)なので、気象情報=Weather Reportなのかもしれない。

本作がリリースされてちょうど50年。初めて聴いたのはジャズ研時代、吉祥寺のジャズ喫茶A&Fだったような気がする。LPのA面を回していたと思うが、聴き終わって不思議な感覚になった。誰かが演奏しているのではなく、楽器が勝手に鳴っている感じ。Weather Reportという機械が創り上げた音楽。最初の印象である。

1. Milky Way
2. Umbrellas
3. Seventh Arrow
4. Orange Lady
5. Morning Lake
6. Waterfall
7. Tears
8. Eurydice

Wayne Shorter - tenor saxophone, soprano saxophone
Joe Zawinul - electric piano, acoustic piano
Miroslav Vitous - electric bass, acoustic bass
Alphonse Mouzon - drums, voice
Airto Moreira - percussion
Barbara Burton - percussion
Don Alias - percussion

Recorded on February 16 - 22 and March 17, 1971.

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