Wayne Shorter / Odyssey Of Iska

1969年8月にマイルスグループから独立してアルバムSuper Nova、71年2月にはアルバムWeather Reportを録音。その中間に位置するのが本作。ウェイン・ショーター自身にとって、ウェザー・リポートの原点となったとも言える。曲目を敢えて日本語で表すと、「風」、「嵐」、「無風」、「空虚」、「歓喜」。この頃のショーターの内面が伝わってくる。

CD帯から。「ジャズ界最後のカリスマが70年代のブルーノートに残した最後の作品。ウェザー・リポート結成前年に完成させた壮大な叙事詩。サックス、マリンバ、ツイン・ドラム、ツイン・ベースらが織りなすマジカルな音世界」。確かにマジカルかも知れないが、ドラムとベースをツインにした理由が分からない。ましてや、ベーシストは、それぞれ独自のスタイルを持っているロン・カーターとセシル・マクビー。ショーターの狙いが、いま一つ定まっていない感じがするのだ。

1. Wind
2. Storm
3. Calm
4. De Pois Do Amor, O Vazio (After Love, Emptiness)
5. Joy

Wayne Shorter - tenor saxophone, soprano saxophone
David Friedman - vibraphone, marimba
Gene Bertoncini - guitar
Ron Carter - bass
Cecil McBee - bass
Billy Hart - drums
Alphonse Mouzon - drums
Frank Cuomo - drums, percussion

Recorded on August 26, 1970 at A&R Studios, NYC.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です