Anthony Braxton / Town Hall 1972

『CDジャーナル』データベースより。「オーネット・コールマンと肩を並べるアバンギャルド系アルト奏者の1972年のライブ盤。チック・コリアとの〈サークル〉の解散後1年ほどの作品で、当時、ポスト・フリージャズとして大いに注目された」。ポスト・フリーとは具体的に何を指すのかよく分からないが、「濃いジャズ」であることは確か。音の密度が濃い訳ではなく、比重が濃い。「胃袋」で聴くジャズ。

1曲目と2曲目のフロントは、アンソニー・ブラクストンのアルトのみだが、3曲目のラストになると、ジョン・スタッブルフィールドが加わり、フロントの2人は様々な楽器を持ち替える。タウンホールの観客は、その頻繁な持ち替え作業に違和感を持ったのではないだろうか。演奏が終わり、会場からの拍手は「お疲れ様でしたね」といった感じ。

1. Composition I / Composition II
2. All The Things You Are
3. Composition III

Anthony Braxton - soprano saxophone, alto saxophone, soprano clarinet, clarinet, contrabass clarinet, flute, percussion
Dave Holland - bass
Phillip Wilson - drums (tracks 1 & 2)
John Stubblefield - tenor saxophone, flute, bass clarinet, gong, percussion (track 3)
Jeanne Lee - vocals (track 3)
Barry Altschul - percussion, marimba (track 3)

Recorded on May 22, 1972 at The Town Hall, NYC.

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