Stuff / Stuff

ライナーノーツで、熊谷美広氏が次のように締め括っている(2007年5月付け)。本作のリリースは1976年。無事に浪人生活を終え、大学のジャズ研に入った年。カセットテープに録音して、部室で流していた部員がいた。当時、自分にとっては守備範囲外の音楽と思っていたが、45年振りに聴くと、熊谷氏の解説通りに、スタッフは「本物」だった。

スタッフはまさに「伝説のグループ」だった。実質的活動期間4年、3枚のスタジオ録音盤と2枚のライブ盤を残しただけという、決してその活動量は多くはなかったが、この6人によるサウンドは、今も音楽ファンのハートを熱くしてくれる。録音から30年以上経っても、これだけ彼らの音が感動的なのは、スタッフの音楽が紛れもなく「本物」だったことの証明だろう。"Stuff"=「ガラクタ」というグループ名は、とても示唆的だし、すごくいいセンスだと思う。スタッフというグループが、こんなすごい音楽を残してくれて、そして今もぼくたちの耳とハートを楽しませてくれていることに、心から感謝したいと思う。

1. Foots
2. My Sweetness
3. (Do You) Want Some Of This
4. Looking For The Juice
5. Reflections Of Divine Love
6. How Long Will It Last
7. Sun Song
8. Happy Farms
9. Dixie / Up On The Roof

Cornell Dupree - guitar
Eric Gale - guitar
Rechard Tee - piano, electric piano, organ
Gordon Edwards - bass, percussion
Stephen Gadd - drums, percussion
Christpher Parker - drums, percussion

Recorded in 1975 - 1976 at Longview Farm.

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