CD帯から。「ジャズの伝統を踏まえながらも常に革新に挑み続け2020年12月に惜しくもこの世を去ったピアニスト、スタンリー・カウエルのダウンビート誌国際批評家新人賞を獲得した初リーダーアルバム!」。ちなみに、私の誕生日である12月17日に79歳で旅立っていった。
Wikipediaの批評によると「挑戦的なレパートリーは、高度なハードバップとアバンギャルドの中間で、才能ある参加メンバーが常にクリエイティブな演奏をしている」とある。確かにその通り。カウエルは黒子に徹している感じで、ヴァイブを含めたフロント陣を見事にコントロールしている。タイトル曲のみがカウエルの作品。それ以外は、フロント陣がそれぞれ持ち寄っていることも、その証拠だ。
1. Brilliant Circles
2. Earthly Heavens
3. Boo Ann's Grand
4. Bobby's Tune
5. Musical Prayers
6. Brilliant Circles [alternate take]
Woody Shaw - trumpet, maracas
Tyrone Washington - tenor saxophone, flute, clarinet, maracas, tambourine
Bobby Hutcherson - vibraphone
Stanley Cowell - piano
Reggie Workman - bass, electric bass
Joe Chambers - drums
Recorded on September 25, 1969 at Olmsted Sound Studios, NYC.