Roy Haynes / We Three

ドラマー、ロイ・ヘインズ名義のアルバムであるが、これぞ1950年代後半のジャズと言えるピアノトリオ。フィニアス・ニューボーンの絶妙なピアノのタッチに、ヘインズのドラムが空間を切り裂き、チェンバースのベースが地を這う。こういうアルバムを聴くと、ジャズに出会えて良かったとつくづく思う。

モノトーンのジャケット。3人の上半身しか写っていないので、ヘインズとニューボーンは椅子に腰かけたショットだと勝手に思っていた。いろいろと調べてみると、ポール・チェンバースは190cmを超える体格だったらしい。確かに、彼のリーダーアルバムWhims Of Chambersのジャケットを見ると、ウッドベースに近い身長であることがわかる。We Three、三位一体だけど、チェンバースはでかすぎるから、全身を撮るなよとヘインズの注文があったのだろう。ニューボーンは、どうでいいやとほくそ笑んでいる感じだ。ちなみに、ヘインズは現在95歳で今も健在のようだ。

1. Reflection
2. Sugar Ray
3. Solitaire
4. After Hours
5. Sneakin' Around
6. Our Delight

Phineas Newborn - piano
Paul Chambers - bass
Roy Haynes - drums

Recorded on November 14, 1958 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.

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