Red Garland / Groovy

学生時代、自宅でよく聴いただけでなく、ジャズ喫茶で何度かリクエストしたことを思い出す。理由は、ポール・チェンバースのベースラインを全身で受け止めようとしたから。特に、一曲目C Jam Bluesのベースラインの左手の運指は何となく覚えている。この曲が入っている所有アルバムを調べたら3枚出て来た。Mingus At Carnegie Hall(チャールズ・ミンガス)、Promenade With Duke(ミシェル・ペトルチアーニ)、Night Train(オスカー・ピーターソン)。本アルバムと同じピアノトリオはNight Trainで、ベースはレイ・ブラウン。レッド・ガーランドとピーターソンの料理の仕方が全く異なるのは興味深い。

ところで、グルーヴィーという言葉をジャズ研時代の仲間と時々使っていたが、イメージはそれぞれ違っていたのではないかと思う。Wikipediaでは次のように冒頭で説明している。「グルーヴとは音楽用語のひとつ。形容詞はグルーヴィー。ある種の高揚感を指す言葉であるが、具体的な定義は決まっていない。語源はレコード盤の音楽を記録した溝を指す言葉で、波、うねりの感じからジャズ、ファンク、ソウル、R&Bなどブラックミュージックの音楽・演奏に関する表現に転じた言葉である」。C Jam Bluesは確かにグルーヴィー。でも、アルバム全体がグルーヴィーという訳ではない。

1. C Jam Blues
2. Gone Again
3. Will You Still Be Mine?
4. Willow Weep For Me
5. What Can I Say Dear
6. Hey Now

Red Garland - piano
Paul Chambers - bass
Art Taylor - drums

Tracks 1, 2 & 3
Recorded on August 9, 1957 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.

Tracks 4 & 5
Recorded on December 14, 1956 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.

Track 6
Recorded on May 24, 1957 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.

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