フィル・ウッズの暖かなアルトサックスをコンセプトにしてタイトルWarm Woodsが決まり、それに合った写真を撮影したと思うのだが、なんだか軟弱なイメージになっている。ジャズマンが、暖炉のそばでくつろいでいる暇があるなら、練習しろ!と言いたい。ワン公が「つまんない」と目が虚ろ。
自分の中では、この手のジャケットは手抜きと判断してしまうのだが、いやいや演奏の中身は、暖炉をじっくりと燃やす薪のような感じ。ラスト曲Gunga Dinでようやく燃え上がる。しかし、本作を完成させるのに3回もセッションを繰り返しているので、火が点くのに時間がかかったのだろう。
1. In Your Own Sweet Way
2. Easy Living
3. I Love You
4. Squire's Parlor
5. Wait Till You See Her
6. Waltz For A Lovely Wife
7. Like Someone In Love
8. Gunga Din
Phil Woods - alto saxophone
Bob Corwin - piano
Sonny Dallas - bass
Nick Stabulas - drums
Recorded on September 11, October 18, and November 8, 1957 at Columbia 30th Street Studios, NYC.