Anita O'Day / Anita Sings The Most

所有するアニタ・オデイのアルバムはこの1枚なので、あれこれと論じる資格はない。だが、このアルバムがオディの魅力を十分に引き出しているのは事実だろう。しかし、全11曲を一日の録音で済ませたのは、ちょっと信じ難い。それなりの音合わせをしてからレコーディングに臨んだのではないか。

だとすれば、このメンバーでライブ演奏していれば、もっと迫力のあるアルバムになったはずだ。観客の反応に刺激を受け、オディがエキサイトする歌声を聴いて見たかった。つまり、一曲一曲は小気味よいのだが、アルバム全体の抑揚がいま一つ足りない。

1. 'S Wonderful / They Can't Take That Away From Me
2. Tenderly
3. Old Devil Moon
4. Love Me Or Leave Me
5. We'll Be Together Again
6. Stella By Starlight
7. Taking A Chance On Love
8. Them There Eyes
9. I've Got The World On A String
10. You Turned The Tables On Me
11. Bewitched, Bothered And Bewildered

Anita O'Day - vocals
Oscar Peterson - piano
Herb Ellis - guitar
Ray Brown - bass
John Poole - drums

Recorded on January 31, 1957 at Universal Studios in Chicago.

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