Kenny Drew / Duo

上質。いや、上品と言ったほうが良いかも知れない。ピアノとベース。最高の緊張を強いられる組み合わせ。一曲目でアルバム全体の雰囲気が伝わってくる。CD帯では「最小の編成でのインタープレイからニュアンスゆたかに生み出されるジャズとフォーク・タッチの美しい響き。稀有なデュオによる稀有な傑作」と表現。

ペデルセンのベースは極めて正確なピッチで、無駄な音が全く無い。ペデルセンがリードを取る箇所などでは、ケニー・ドリューはエレキピアノをさりげなく使用。アルバムが単調にならない工夫をしている。どの曲も素晴らしいが、極めつきは10曲目のHush-A-Byeだろう。CDでは、最終曲にボーナストラックが追加されたが、本来はこのアルバムの最後を飾る曲だった。

1. I Skovens Dybe Stille Ro
2. Come Summer
3. Lullabye
4. Kristine
5. Serenity
6. Det Var En Lørdag Aften
7. Do You Know What It Means To Miss New Orleans?
8. Wave
9. Duo Trip
10. Hush-A-Bye
11. I Skovens Dybe Stille Ro [alternate take]

Kenny Drew - piano, electric piano
Niels-Henning Ørsted Pedersen - bass

Recorded on April 2, 1973 at Wifoss Studios, Copenhagen, Denmark.

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