ジャズ評論家Bob Blumenthal(ボブ・ブルーメンソール)の英文ライナーノーツによると、1956年8月4日のライブ演奏は、午後2回と夜3回のセットが組まれ、Vol.1とVol.2に分散されてリリース。Vol.1は夜のセットから抜粋して収録している。ラジオパーソナリティMitch Thomas(ミッチ・トーマス)による"Welcome to the jazz corner of the Delaware Valley"という挨拶に続くSweet Georgia Brownは、最終曲だったようだ。
4曲目のホレス・シルバーの作品The Preacherは、夜の第2セットの最後の曲で、ボブはジミー・スミスの歯切れのあるオルガン、そしてセンスの良さを示す最高の演奏であると絶賛している。同感である。シルバーは55年2月にこの曲を録音しているので、スミスは一早く自分のレパートリーに加えたのだろう。
1. Introduction By Mitch Thomas
2. Sweet Georgia Brown
3. Where Or When
4. The Preacher
5. Rosetta
Jimmy Smith - organ
Thornel Schwartz - guitar
Donald Bailey - drums
Recorded on August 4, 1956 at Club Baby Grand in Wilmington, Delaware.