J.R.モンテローズのことを勉強しようと思い、『ジャズ批評No.48/特集テナーサックス』(昭和59年8月20日発刊)を本棚から取り出してきた。特集の中には、主要テナー奏者43人が取り上げられ、モンテローズは後藤雅洋氏が担当。本アルバムについての解説かと期待したら、モンテローズの幻の名盤The Messageを掘り下げている。不覚にもThe Messageは所有しておらず、すぐにネットで探し始め、良好な中古CDを見つけて即注文。勉強にはお金が必要だ。
本アルバムは、1956年にブルーノートに吹き込んだ初リーダー作品。その次のリーダー作品がThe Messageで、59年にジャロというマイナーレーベルで録音している。66年の生涯でリーダーアルバムは6枚のみ。必ずしも恵まれたジャズ人生ではなかったのかも知れないが、ジャケットからはジャズを心から愛していたことがうかがえる。
1. Wee-Jay
2. The Third
3. Bobbie Pin
4. Marc V
5. Ka-Link
6. Beauteous
7. Wee-Jay [alternate take]
J.R. Monterose - tenor saxophone
Ira Sullivan - trumpet
Horace Silver - piano
Wilbur Ware - bass
Philly Joe Jones - drums
Recorded on October 21, 1956 at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey.