細野晴臣 / HOSONO HOUSE

このLPを購入したのは高校2年。何度ターンテーブルに載せただろうか。日曜の午前中に聴くことが多かった。いつの間にか、父親が3曲目の「CHOO CHOO ガタゴト」を覚えてしまい「チューチューガタゴト…」と口ずさんでいたことを思い出す(その父は95歳で今も健在)。2010年頃、ノイズだらけになったLPを町田ディスクユニオンに持って行ったら、2,500円で引き取ってくれた。「そんな高額で?」「ええ、まだCD化されていないんですよ」と。その瞬間、しまったと思った。もう数年、自宅で暖めておけば数万円になったかも知れない。だが、12年10月にCDがリリース。

細野へのインタビューがCDのライナーノーツには載っている。ザ・バンドの『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』の影響もあったと語っている。少し謎が解けてきた。ディランとザ・バンドとの関係。岡林とはっぴいえんどとの関係。フォークとロックの融合などと簡単には論じることはできないが、事実として、そういう関係があった。細野はザ・バンドを聴いていたのだ。

1. ろっかばいまいべいびい
2. 僕は一寸
3. CHOO CHOO ガタゴト
4. 終わりの季節
5. 冬越え
6. パーティー
7. 福は内 鬼は外
8. 住所不定無職低収入
9. 恋は桃色
10. 薔薇と野獣
11. 相合傘

Haruomi Hosono - bass, guitar, flat mandolin, flat vocal, melodion, kalimba & piano on "Party"
Masataka Matsutoya - piano, Fender Rhodes, accordion
Shigeru Suzuki - electric guitar
Tatsuo Hayashi - drums, percussion
Hiroki Komazawa - st' guitar

発売 1973年5月25日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です