Herbie Hancock / Directstep

CD帯から。「今では伝説となった1978年の来日ツアー中、急遽実現したスタジオ・レコーディング。名盤ヘッド・ハンターズにも参加していたベニー・モウピンやポール・ジャクソン、そして初代ウェザー・リポートのドラマーであったアルフォンス・ムザーン他と共に、究極のジャズ・ファンクというべき熱演を繰り広げる。名曲バタフライ、アイ・ソウト・イット・ワズ・ユーの再演も話題」。

「究極のジャズ・ファンク」を自分の中ではイメージできないのだが、ハンコックは、V.S.O.P.で4ビート復活を示しながら、極上のフュージョンにも手を染めていたことは事実。本作の特徴は、ダイレクト・カッティング方式によるレコーディング。一発勝負という意味ではライブと同じ。根本的に違うのは、LPの片面に収まるように演奏を終えなければならないこと。テープに録って、後ほど編集という訳にはいかない。CD帯に「急遽実現」とあるように、ハンコックはこの録音方式を日本で試してみたかったのだろう。なので、タイトルをダイレクトステップとしたのだ。

1. Butterfly
2. Shiftless Shuffle
3. I Thought It Was You

Herbie Hancock - Fender Rhodes, clavinet, Oberheim OB-X, Prophet 5, Yamaha CS-80 and Minimoog synthesizers, vocals, Sennheiser Vocoder
Webster Lewis - Hammond B-3 organ, Prophet 5, Yamaha CS-40, ARP String Ensemble and Minimoog synthesizers, Fender Rhodes, backing vocals
Bennie Maupin - soprano saxophone, tenor saxophone, lyricon
Ray Obiedo - electric guitar
Paul Jackson - electric bass
Alphonse Mouzon - drums
Bill Summers - percussion

Recorded on October 17 & 18, 1978 at SONY Shinao-Matchi Studios, Tokyo.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です