1965年5月1日、ニューヨークのタウンホール。アルバート・アイラーのセクステット、そしてジュゼッピ・ローガンのカルテットが出演。前者がアルバムBellsに、後者が本作に収められた。しかし、当時のリリースでは2曲目のShebarが前半で終了していた模様だ。2014年、レーベルESPの50周年を記念して、マスターテープから当時を完全に再現した形で再発された。ローガンを気にしたのは、2009年9月号のスイングジャーナルを読み直したため。記事のリードは以下のようにある。
2008年、ニューヨーク、イースト・ビレッジのトンプキンス公園で、不思議な魅力をもったサックスを奏でるホームレスがいた。その正体はなんと、あの幻のサックス・プレイヤー、ジュゼッピ・ローガン、60年代のフリージャズ・シーンに彗星のごとく現れた天才ミュージシャンだった。70年代に入って忽然と姿を消した彼が、40年の時を経て再び姿を現したのだ〈後略〉。〔文・長谷川素子〕
1. Mantu
2. Shebar
3. Curve Eleven
4. Wretched Sunday
Giuseppi Logan - alto saxophone, bass clarinet, flute, piano
Don Pullen - piano
Reggie Johnson - bass (tracks 1,2)
Eddie Gomez - bass (track 4)
Milford Graves - drums
Tracks 1 & 2
Recorded on May 1, 1965 at The Town Hall, NYC.
Tracks 3 & 4
Recorded in May 1965.