スイングジャーナル選定ゴールド・ディスク。それに釣られてLPを購入したが、新品か中古だったかは覚えていない。タイトルから、当然ながらライブ演奏と思って針を落としたらスタジオ録音で、騙されたと思ったのはよく覚えている。ジェリー・マリガンのビック・バンドは「コンサート・ジャズ・バンド」と呼んでいたことを、LPとCDのライナーノーツから改めて知った。
CDの帯から。「作編曲者としても活躍した名バリトン奏者が率いたコンサート・ジャズ・バンドの最高傑作。ジョージ・ラッセル、ゲイリー・マクファーランドらの優秀な才能にスポットを当てた意欲的なナンバーが並ぶ。絶妙なアンサンブルがソロリストたちの妙技を際立たせる」。その通りだと思うのだが、いま一つ厚みに欠ける。何度も聴き直して気が付いたのは、和音楽器はピアノのみ。しかも、マリガン自身がピアノを弾いているので、出番はほとんどない。
1. All About Rosie
2. Weep
3. I Know, Don't Know How
4. Chuggin'
5. Summer's Over
6. Israel
Doc Severinsen, Don Ferrara, Nick Travis - trumpet
Allan Raph, Bob Brookmeyer, Willie Dennis - trombone
Gene Quill - alto saxophone, clarinet
Bob Donovan - alto saxophone, flute
Jim Reider - tenor saxophone
Gene Allen - baritone saxophone, bass clarinet
Gerry Mulligan - baritone saxophone, piano
Bill Crow - bass
Mel Lewis - drums
Recorded on July 10 & 11, 1961 in NYC.