Duke Pearson / Profile

「しなやか」。このアルバムを聴いて最初に浮かんだ言葉。気負いがない。後藤雅洋氏著『一生モノのジャズ名盤500』では、「聴いていると気持ちが穏やかになってくる、和み系ブルノート・ピアノトリオの傑作」と評している。初リーダーアルバムであるのに、自分をなんとか売り出そうという商売っ気を感じさせない。1932年8月生まれなので、この録音のときはまだ27歳。落ち着きとある種の貫録さえうかがえる。そんな事を書いていたら、ジャケットに紹介文があることに気が付いた。本人とは別に、ブルーノートは商売っ気丸出しであったのだ。

a lyrical pianist...with a fine sense of time and dynamics...ideas of charity and brightness...a flowing, effortless swing.

1. Like Someone In Love
2. Black Coffee
3. Taboo
4. I'm Glad There Is You
5. Gate City Blues
6. Two Mile Run
7. Witchcraft

Duke Pearson - piano
Gene Taylor - bass
Lex Humphries - drums

Recorded on October 25, 1959 at Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です